rBC2LCN

rBC2LCN

wako

新規ヒトES/iPS細胞マーカー
rBC2LCN

rBC2LCNは、Burkholderia cenocepacia由来のBC2L-CレクチンのN末端ドメインの組換えタンパク質です。

 rBC2LCNはヒトES/iPS細胞表面に存在するポドカリキシン上のムチン様O型糖鎖であるH-type3(Fucα1-2Galβ1-3GalNAc)に高い親和性を持つため、ヒトES/iPS細胞の未分化マーカーとして報告されています。
蛍光標識したrBC2LCNを用いると、培養液に添加するのみで、ヒトES/iPS細胞を生きたまま染色することができます。また、緑膿菌由来の毒素であるPE23を結合させたrBC2LCN-PE23は、同じく培養液に添加するのみでヒトES/iPS細胞を殺傷することができます。

コードNO. 品名 容量 希望納入価格(円)
180-02991
186-02993
rBC2LCN-FITC【AiLecS1-FITC】[緑色蛍光標識体]
Excitation 495nm,Emissiion 520nm
100μl
100μl×5
20,000
80,000
186-03211
182-03213
rBC2LCN-547【AiLecS1-547】[黄色蛍光標識体]
Excitation 551nm,Emissiion 565nm
100μl
100μl×5
30,000
120,000
185-03161
181-03163
rBC2LCN-635【AiLecS1-635】[赤色蛍光標識体]
Excitation 634nm,Emissiion 654nm
100μl
100μl×5
30,000
120,000
180-03231
186-03233
rBC2LCN-PE23 100μl
100μl×5
30,000
120,000

蛍光標識rBC2LCN(rBC2LCN-FITC/-547/-635)の特長と使用方法

非常に簡便にヒトES/iPS細胞の未分化マーカー発現の確認ができます

特長 1

培養液に
添加するのみで
染色可能

特長 2

細胞固定せず
細胞が生きたまま
明瞭に染色する
ことが可能

特長 3

細胞毒性が低く、
染色した状態で
培養可能

生細胞染色(Live Cell Imaging)

< 使用方法 >

1. 培養中のヒトES/iPS細胞を準備する。
2. 培地1mlあたり、蛍光標識rBC2LCNを 1~10μl 添加する。
3. 37℃、5%CO2下で30分間インキュベートする。
4. 新しい培地あるいはHBSS(+)に交換する。
5. 蛍光顕微鏡を用いて観察する。

※固定細胞の染色やフローサイトメトリーでも使用可能です。詳細は、下記HPをご参照ください。


rBC2LCN-PE23の特長と使用方法

非常に簡便にヒトES/iPS細胞を選択的に殺傷することができます

特長 1

細胞分散せず、
培養液に添加する
のみで使用可能

特長 2

大量の細胞や
細胞シートにも
適用可能

< 使用方法 >

1. ヒトES/iPS細胞から分化誘導した細胞を準備する。
2. 培養液に終濃度10μg/mlとなるようにrBC2LCN-PE23を添加する(濃度は製品ラベルに記載)。
3. 37℃、5%CO2下でインキュベートする(細胞を観察し、残存する未分化細胞が除去される時間を設定してください)。
4. 分化誘導した細胞に適した培地で培養を継続する。


データ

1. ヒトiPS細胞の生細胞染色(Live Cell Imaging)

rBC2LCN、Tra-1-60、Tra-1-81、SSEA-4を用いヒトiPS細胞201B7株を染色し、染色2時間後の染色像を確認した。rBC2LCNで染色したときが、各抗体で染色したときよりも、明瞭に蛍光を観察することができた。

神経細胞への分化誘導


2. 間葉系幹細胞分化でのヒトiPS細胞の除去

疾患患者由来ヒトiPS細胞を間葉系幹細胞に分化させ、ヒトiPS細胞と間葉系幹細胞が混在している培養液に、終濃度10μg/mlとなるようにrBC2LCN-PE23を添加した。添加24時間後にはヒトiPS細胞のコロニーが崩れ始め、添加48時間後にはヒトiPS細胞はほとんど除去されていた。一方、間葉系幹細胞は、rBC2LCN-PE23添加48時間後でもその影響を受けることなく、細胞が生存していた。

神経細胞への分化誘導

詳細は、下記HPをご参照下さい。

蛍光標識rBC2LCN:http://www.wako-chem.co.jp/siyaku/product/life/rBC2LCN-FITC/index.htm

rBC2LCN-PE23:http://www.wako-chem.co.jp/siyaku/product/life/rBC2LCN-PE23/index.htm

 rBC2LCNは培養液に添加するのみで使用可能なため、培養中のヒトES/iPS細胞の品質管理が非常に簡便になります。また、細胞を殺すことなく細胞染色が可能なため、貴重なサンプルを消費することがありません。
 また、rBC2LCN-PE23は、特殊な装置などを必要とすることが無く、培養液に添加するのみでヒトES/iPS細胞を殺傷することできます。

神経細胞への分化誘導